今日はこの事を書かずにはいられません。
PILAOが本日、イタリアの歯医者でオペを受けました
昨年の年末からずーっと患っていたところで、今までに2度日本に帰国して治療を受けていたんだけど、前回の帰国時に「長期戦」との宣告を受け、止む無くイタリアで治療することになったのです。
こっちで良い医者を探すのは困難だな~、と思っていると友人の知り合いに歯医者をやっている人がいるとのことで運よく紹介してもらうことになったのです。歯医者の検索で体力消耗せずに済んだからよかった。
初日は、日本の担当歯科医の報告書を持って(PILAO翻訳)これまでの治療経緯と現在の状況を診てもらい、今後の治療方針を相談したらしいのです。本人曰く、医院は清潔でドクターの説明も明瞭だったと好印象
初日当日にくすぶっている患部の治療をした結果良好だったので、今日のオペに踏み切ったのです。
今日はワタシも同行しました。
ふむふむ、医院は聞いていたとおりかなり清潔感に溢れています。靴底のゴミが処置室に入るのをふせぐためか、廊下には粘着マットが貼られています。
(これは、信頼できそうだな。いいところが見つかってよかったな)
ドクターからのインフォームド・コンセントも一緒に聞かせてもらいました。
(おーぉ、かなり簡潔に明瞭に説明してくれるな。いや~、信頼できるぞ)
これまでは少し不安なワタシでしたが、これで闇も一気に吹き飛びました。ありがとう!紹介してくれた友よ!!!
ドクターからの説明は10分ほどで終了し、いよいよオペ室へ。ワタシも同席してよいとのことなので、椅子に座って手術を見守ることにしました。
PILAO君、処置台に座りまずは滅菌のためのうがいをさせられています。その間、ドクターは、術後の薬の処方箋をプリントアウトし、これまた簡潔に説明をしてくれました。そして手袋をはめていざ手術が始まるかと思いきや・・・ドクターは隣の部屋に行って何やらいろいろしています。
(アレ?何か足りないものでもあったのかな~・・・)
とドクターの行き先を見守っていると、えーーーっ、今から器具の準備ですかぁ?
待つこと20分。
さぁ、隣の部屋に移動して
えっ、ここでやらないんだぁ~。なんのために寝かされてたんだろう・・・
ま、何はともあれちょっと時間が経ち過ぎだけど(すでに20分経過)いよいよオペがはじまるのね。
でもこれが開始から10分くらいしても落ち着かないんだよね、助手はあっち行ったりこっち行ったりで忙しそうだし、手袋はめていざポジションについても、足りないものを持ってくるのにまた手袋をはずして用意して、また新品の手袋をはめなおしてetcという作業を3回くらい繰り返してた。見てる方がハラハラしてきちゃった。
で、やっと歯茎を切開して始まったかな~、と思ったらまた助手が手袋をはずして部屋から出て行ったのです。
(今度はなにぃ?)
とハラハラしていると、カメラを持って入ってきました。どうやら切開した部分をそのカメラで撮るらしいのです。見るとワタシの斜め前のテーブルに、「患部撮影用カメラ設置しています」というような振れ込みの案内板が飾ってありました。
(・・・それなら始めからここに準備しておけばいいのに・・・
)
もう、ワ、ワタシがやりましょうか?という衝動にかられてしまいました。もちろん、ドクターも手袋をはずしてきちんと撮影していました。
そして再度手袋をはめて、オペに取り掛かりました。
ドクター「ナイフ取って」
助手「ガサガサ(何度も交換した手袋の残骸をかきわけ)これですか?えっ、ここにはないからたぶん先生の方にあるんじゃないですか」
ド「(立ち上がって探しにいきます)ん・・・?あっ、あっちにあった。よし。」
ワタシ(あわわわわわわ。てんやわんやだよ~ぉ)
きっと、ワタシの顔はみるみるうちに不安気になっていったことでしょう。はじめのスマートなドクターはどこ?簡潔にてきぱき説明してくれたドクターはいずこ・・・
オペ開始から30分経過。ドクターの話によると、開いてみて根っこの穴(患部)が小さいようであればその穴をセメントで埋めて終了。大きければ根っこを切除して切除部分をセメントで埋めて終了、とのことでした。
どうやらいよいよ佳境のようです。患部の穴はどうなっているのでしょうか。
ドクター、何やらぐいぐい器具を当ててます。ピンセットを持ち出しました。何やらカチンカチンと音がします。何か引き抜きました。
(あれ、今見えたのは歯だよな。。とすると、やっぱり切除されたのか・・・)
どうやら患部の穴は大きかったようです。わ~、なんか結局すごいオペになっちゃったな。イタリアでPILAO君すごいことされてるんだよぉぉぉぉ。
ワタシの眉間のしわはこれで一層深くなったようです。
前掛けをしたPILAOの胸の上はもはやテーブルです。ピンセットやら血のついた綿やらでいっぱいです。せめて使用後の綿は捨ててやってください・・・さらに切開部分を消毒するのに綿に消毒液を吹きかける作業もPILAOの胸の上でやっていました。
お気に入りのスヌーピーのTシャツ・・・
オペ開始から45分。ようやく終盤に入り、切開部分の縫合作業です。やっとワタシの眉間のしわもこれ以上よらなくて済みそうです。
すべてが終了したのは1時間後。その間PILAOはずーーーっと口を開いたままでした。日本だと、途中で何回か口を閉じたりしそうなものなんですが、このようなオペはどうなんでしょうね。。。よく顎が疲れなかったなと感心してしまいました。
最後に撮影したカメラを見せていただき、どうやって処置したのかを説明していただきました。ま、はっきり言ってよく分からなかったのですが、ドクターは、「ま、こういうことをするにはあと2つ手が欲しいな」とおっしゃっておりました。確かに、あの状況でこれをするには無茶があると、ワタクシも思います。
しかし、何はともあれ、無事に手術は終了、そして成功
すべては結果です。終わり良ければすべて良し、という諺どおりのイタリアです。そこに行きつく過程はどうでもいいんです。てんやわんやでもいいんです。
成功すれば、いいんです
しかも、最終的にドクターはやっぱりスマートでした。自家用車でワタシたちを送ってくれたんです
。これはイタリアならではの出来事。東京ではまずありません。
素晴らしい歯医者さんに出会えてよかったよ、本当に。
PILAOは現在、あんなオペをしたにも関わらず痛みはないそうです。よかった、よかった。
最近のコメント