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2008年9月

博士の愛した数式・・・

寺尾聡主演の『博士の愛した数式』という映画が大好きで、今日久々に見た。

そう、またまた日本への思いを馳せながら見てしまいました。。。あー、もっと新作ビデオとかPCにダウンロードしとくんだった・・・今度帰国する時はしこたまダウンロードしよう。

で、掻い摘んで書いちゃいますと、寺尾聡扮する『博士』はある交通事故で頭を強打してしまい記憶にトラブルを抱えており、自身の記憶はいつでも事故を起こした1日前で止まっているのです。しかし1日にきっかり80分は正常な記憶に戻るのですが、毎日80分で記憶が途切れてしまうから、毎日が新しいことの連続。

その博士は数学をこよなく愛する数学博士で、数式と愛を交わしたりしちゃうんです。数字に『いさぎよい』とか『キュート』とか言っちゃうんです。ちょっと不思議だけど、常に数字に敬意を表していて、間違った答えなんて彼にはないんです。間違ってもそれは常に新しいものの発見、それからまた何かが生まれるという発見にしかすぎないのです。

とてもとても心が温まり、たくさん優しさに包まれているのでその温かさで自然と涙が出てしまう映画なんです。

学生の頃、数学にはいつも正解があって、それ以外はすべて×。挙句の果てには落第しちゃうような数学の授業しか受けられなかったのが残念でなりません。彼のように広い心で常に数字に意味を持たせて教えてくれるような先生がいたら、ワタシの数学嫌いも少しは軽傷で済んだかもしれません。

と、ここまでは映画の感想なのですが、以前からちょっと気になっていた数字がワタシにもあって、映画を見終わってから早速その数字に意味を持たせる作業にとりかかりました。

気になる数字とは・・・

ワタシとPILAOの誕生日の数字、

08200910。実ははじめからこの数字たちにワタシも愛着を感じていたのです。もともと自分自身の誕生日の数字は偶数で割り切れてハッキリしているから好きだったんです。で、PILAOの誕生日も偶数。ワタシとPILAOの誕生日はぴったり2週間差(歳は1歳差なんですけどね・・・)ワタシが水曜日なら彼も水曜日。これはどんな時だって変わりません。

そんな二人の誕生日の数字に意味を見出すことにしました。

まずは単純に、それぞれの数字を(820と910という表記にして)足すと、お互い『10』になりました。オー、これは発見です。さらに1+0をして=1 二人でひとつって感じでとてもロマンチックですね~

次に、二つの数字を(820と910という表記にして)それぞれ素因数分解して(この言葉20年ぶりに聞きました!)公約数を出します。

今度はその公約数をすべて足していくと、

820の公約数の和=903

910の公約数の和=1093

ムムム~?なんか似たような数字になりますな~。出たこの数字同士をかけるとお互い『27』になります。これもすごい発見です!同じ結果が出るなんて・・・

さらに、誕生日に西暦をつけてその数字を今度は全部足してみました。するとワタシは『28』、彼は『27』になりその差は『』。

誕生日の数字でも1歳の差がついてしまうだなんて、なんとも興味深いと思いませんか?その『』という数字が何を意味するのか・・・そこまではさすがにいい答えが見つかりません。820と910という数字が持つ意味が分かればこの『』という数字の意味もきっとあるはずです。

いつか博士のような方にお会いするその時まで、この答えは大事にとっておこうと思いますcherryblossom

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ジョンが喜んでた!

PILAOと散歩していると向こうからジョンとジョージとあと一人見知らぬ男性が連れ添って歩いてくる。何やら楽しげだ。

ジョンとジョージとは、そう、かの有名なビートルズの二人のこと。

通りすがりに三人の様子をうかがうと、三人は工事現場を見つめながら何やら相談している模様。興味が湧いたワタシはそっと三人に近づくと、なんとジョージともう一人の男性がいきなり真っ裸になって、工事現場の生コンクリートの中へダイブするではありませんか!

「えーーーー、ナントまぁ大胆な!」

一瞬あんぐりしてしまったワタシだけど、次の瞬間ジョージのその真っ裸のお尻を思いっきりグーpunchで『グリグリっ』と押し込んだ。

お尻を思いっきり押されたジョージはうつ伏せになったまま、生コンの海の中へドボン。

それを見たジョンは優しく且つニヒルに笑うだけだった。

「やっぱりジョンはクールな人なのね・・・」

ひそかにそう思うワタシ。

一通り遊んだあとに、ジョンがポツリと独り言のように

「あー、楽しかった。こんなに笑ったのは何年ぶりだろ・・・」

えっ?ジョン様、あなたそんなに楽しい感じには見えなかったんですが・・・そうか、やっぱりジョン様は表情をあまり表に出さないで内に秘めるタイプなんだわ~。

と一人で納得するワタシであった―fin

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今日は打って変わって良い天気

昨日の極寒とは打って変わって、今日は暖かな秋日和でした。

空を見上げると真っ青で高~い空が一面に広がってとても気持ちのいい日でした。

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街の温度計は28度。この時期の温度差は激しいから体調管理をきちんとしないとね。

ところで、パドヴァには市内を一巡する観光バスがあって、先日学校が計画しているリクリエーションプログラムにその観光バスツアーが入っていたので参加してきました。

バスはロンドンバスさながら2階建になっていて、もちろんみんな最上階の席へさっそうと登って行きました。

この日は暑くて2階はちょっとな・・・とひそかに思ってたのだけど、なんだか学校お抱えのカメラマンがいてみんなの写真を撮るらしく、仕方がないのでつられて2階へ上ってしまったよ。。

バスはイヤホンで各国のガイドが聞けるようになってて、喜ばしいことに日本語も入っていたよ。せっかくなので日本語でじっくり理解しながら聞こうと思い選択したんだけど・・・

Sany0510

これまたこの日本語が分っかんないんだ。日本語で話してるのに全然頭に入ってこないの。なんじゃコレ?

「もうすぐ左手に●●が見えますこれは●といって●年に建てられまして続きましてはetc・・・右手には●が見えます」

立て続けに朗読され、しかも「見える」と言われてそちらを見ても何もない。。。どういうこっちゃ?!

ま、おうおうにしてこの手のガイドは期待しないほうがいいってことですね。

でも普段あまり通らないところを通ってくれたし(場所は定かでないのが悲しいけど)、短時間で街を一巡できるから経験してみるのもいいかもね。

ちなみに、1時間で30ユーロ(約5000円)。質から判断して言えば高い!個人でお金を払って参加したのならちょっと!!!!って感じだけど、今回は学校のプログラムだったから無料。セーフup

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冬到来・・・

先週の金曜日の夕方ランチを終え街を歩いてると、何やら雲行きがあやしくなってきて空は一気に暗闇に。

そう思うや否や、いきなり竜巻とも思えるほどの風とともに大粒の雨が降ってきました。こんな激しいお天気はこちらに来てから初めてです。

これまでは「まだまだ夏だわ~」だなんて鼻の小脇に汗を書きながら水をガブ飲みしてたけど、この大雨から一気に天候は冬へと様変わり。ホント、この直後から寒々しい風が吹いてきて、夜には真冬並みの寒さにtyphoon

この土日は雨が続いて外出もできず、土曜日は早速お家でPCに保存してきた『続・三丁目の夕日』を見ちゃいました。本当はもっと日本が恋しくなってから見たかったんだけど、外出できないしやることないしで・・・しかも、日曜日も雨だったので引き続きビデオ鑑賞。『インファナルアフェア1・2』を見ちゃいました。

午後は雨も上がって日差しも出てきたので外出しようということになり、外へ出てみると・・・もうすでに真冬並み。こりゃー風邪ひいてしまうわいってほど。

今朝、街の温度計は13度を示していました。まだ9月ですよね。。。もう冬?さびしい限りです。しかも、持ってる靴はスニーカー一足とその他サンダル3足。日本から送った荷物はまだ届かないし・・・急いで新しい靴を調達せねばboutique

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今年最初の海はイタリアで・・・

今週の週末はたまりにたまった衣類をコインランドリーで洗濯する予定だったけど、ドイツ人の女の子に海に行こうと誘われました。

たぶん、話の流れで「あなたたちも来る?」ってことになったんだけど、シーズンの時期に海に行けるのは今週がラストチャンスかなとも思ったし、断る理由もなかったので「よし!行こう」ということになったのです。

「水着持ってないけど、海見るだけでもいいよね」

こんな軽い気持ちで行くことに。。。

この時はクリスティーナのパーティに行く前だったし、週末に向けて体力もまだあったので簡単にOKしちゃったんだけど、海の日の当日、結構眠くて眠くて朝起きるのが大変だった。

ハー、もう年なのね・・・若い子たちと張り合えないわ。。。

たぶん彼女たちとは15歳くらい差があるに違いないわ。これってすごいことよ。でも彼女たちはおそらく私たちとそれほどの差があるとは思ってもみないんだろうけど。日本人って若く見られるし、まぁ、こういっちゃなんだけど気持ちは若いからね。。。

待ち合わせのバス停に行くともうすでにドイツ人のお友達がスタンバっていました。もちろん彼らはスッキリした顔して談笑しています。そして、格好はもちろん海に行く格好で。。。

ワタシたちは水着を持っていないので、ジーパンにTシャツといういつもどおりの格好で登場。PILAOは軽く半ズボンを穿いていたけどワタシはマリンルック(←これも古い?!)すら持っていなかったのでジーパンで。

「きっとワタシたちが水着持ってないこと知らないんだろうな~」

と思いつつも、それには触れずバスに乗り込むことに。

Jesolo という海へはパドヴァからバスで2時間ほど。片道5.4ユーロ。ヴェネツィアの方面にあるリゾート地です。

バスに乗りしばらくすると睡魔が襲ってきた。昨日の疲れがまだ残ってるのでしょう。あー寝たい、寝ちゃおうっかな~。と思ったけど、出発そうそう日本人二人して寝てしまうのはなんだかKYじゃない?結構寝ないで頑張ったよ。PILAOはというと、エアコンの効かないバスで一人で大汗をかいて必死に耐えてたよ。終いには意識が朦朧としていたそうな。

そんな頑張ってる日本人二人をよそに、後ろではドイツ人7人がめいっぱい話している。止まらない止まらない。

やっぱり若いわ。眠くないんだろうな~彼女たちは。。。

Jesoloはさすがリゾート地。砂浜にめいっぱいのパラソルがぎっしりと並んでいました。

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海に着くとみんなはさっそく水着に、ワタシたちは日陰へ。

さぁ、帰りのバスまで4時間もあるしいったいワタシたちは何をしにここに来たのでしょう。太陽はガンガ

ンに照ってるし、こんな炎天下でジーパンを穿いたまま何をすればよいのでしょうか。やっぱり水着も持ってないのに海にくるのは失敗だったか。。。

水着を持っていないことを告げると

「えーー!持ってきてないの?私もう一着持ってるからこれでよかったら着て!」

なんてやさしい子なんでしょう。ホントみんな若いけどやさしくてかわいらしい子たちばかりでそれだけでも心が和んじゃう。

「ありがとう、でも今日は海を見に来ただけだから大丈夫よ。」

丁重にお断りしました。ホントは借りて少しでも海に入ろうかなってチラっと思ったりもしたんだけど、シャワー浴びたりめんどいから止めておきました。

年長日本人2人は高そうなパラソルへと身を潜めることに。たぶん座ると同時に係りの人が来て支払うんだろうということで、とりあえず適当なところに座って休むことに。ジーパンを穿きながらなんともブルジョワな感じよね。

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すると年長日本人に睡魔というものが襲ってきたのです。浜辺でガーガー寝ちゃいました♪まったくホント何をしに来たのでしょう。

休むこと2時間、あるおばあちゃまがやってきて

「ここは私の場所よ」

と声をかけてきました。そう、ここはリゾートマンションに住んでいるお方がリザーブされているパラソルだったらしく、ワタシたちはそこをタダで使わせていただいたことになってしまったのです。

でも別になんのおとがめもなく、すみません、といってそそくさとどいたんだけど、結局そこで2時間も居させてもらって助かったよ~。

まぁ、今年初めての海はここイタリアで見ることができたんだけど、そんなにきれいな海ではなかったということと、もうワタシはすっかり山派の人間になってしまったのでそんなにワクワクもしなかった。でも、ここらへんでは有名なリゾート地らしいし、それを見れたから行ってよかった★

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もちろん帰りのバスの中でも年長日本人は爆睡でしたよ♪

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マンマの料理

昨日は、学校の校長先生のお宅に夕飯を食べに行った。『La cena della casa di Cristina(クリスティーナのお家でお食事)』って感じで総勢30人くらいのパーティだったんだ。家はパドヴァ郊外にあって、庭がすごく広かった。

先生から、「クリスティーナの家にはシェパードがいる」って聞いてたんだけど、出てきたのはどうみてもミックス・・・まぁ、確かにシェパードは入ってた。入っていたけどシェパードではなかった。でもそのペネロペという犬がまたかわいいんだ。すーぐお腹見せちゃうんだから♪見せちゃうけど主人が呼ぶ以外出てこないという優れた犬だった。

おうちに入ると長いテーブルに銘々のお皿が用意されていてびっくり。立食パーティみたいなものを想像していただけに驚いた。みんなそれぞれの席に座りクリスティーナお手製のイタリアンフルコースをごちそうになった。

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アンティパスト(プロシュート・チーズ)、カルボナーラ、サラダ、豚肉のゴルゴンゾーラソース、そして最後はティラミスで〆。総勢30人余りの食事を一人で作るのは相当大変だったろうに。。。全部おいしかったなぁ。

20時頃から始まって終わったのが23時。そこからバスでセンターまで帰ったんだけど、そのバスがなかなか来なくて、出発したのが24時。で、街のバス停から家までは歩いて30分くらいかかるので家に着くころにはもう2時くらいだった。もうお腹いっぱいだし歩いて疲れてるし眠いしでヘロヘロだったけど、楽しかった~。久々にきちんとした食事をとることができたよ。。。

たぶん毎月ある行事だろうからまた来月腹ごしらえにぜひ参加しようっと♪

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一週間が経ちました

学校に通ってちょうど一週間。

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一週間通って感じたこと、それは、

ワタシは果たしてイタリア語を覚えることができるのでしょうか・・・

ということ。分からない単語はさっそく辞書で調べるんだけど、どうも頭に入ってこないんだな。

単語自体が持つ単語の構成のインパクトに欠けるというか、スペイン語の単語を軸にいちいち子音を重ねたり変形しているのでいまいち覚えにくい。スペイン語を軸にといったけど、イタリア語を基にもっと簡単にしたのがスペイン語なんだと思うんだけど、よくあんな覚えづらい言葉を駆使してみんな話せてるな~と感心しちゃう。歳のせいかなぁ~なんて思ったりもするけど・・・

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スペイン語と比べるのは変だけどスペイン語の単語を覚える時は、相性が合ったのか何故だかすんなりと頭に入ってきたものだったけど、それと同じようにはなかなかいかない。スペイン語は英語に近いからかね。

でもうれしいことが一つある。英語を使うチャンスがかなりあることだ。

今のクラスはビギナークラスで、クラスメイトはドイツ人2人・オーストラリア人・カナダ人・ブラジル人・モンテネグロ人・そして日本人2人の計8人。みんなまだまだイタリア語を使いこなせないので授業中も英語がガンガン飛び交う。ま、最初の一週間だけと言っていたけどたぶん2週目も英語が出るだろう。

まぁ、一生懸命イタリア語を使おうとするんだけど、なんせ単語がぜんぜんわからないから英語で伝えるしかないのだ。

昔は英語が好きで一般的な日常会話くらいは出来ていたんだけど、スペインでスペイン語を習ってからというものの完璧に頭脳はスペイン語に上書きされてしまってまったく話せなくなってしまっていた。

でも、そのスペイン語からも離れて久しくなるので、ワタシの頭にかすかに残っていた英語が姿を見せ始めて、みるみるうちに単語がどんどん出てくるようになったのだ。これはワタシにとってうれしいこと。

まぁ、イタリアにきて何故英語がうまくなってるんだ?という複雑な心境でもあるんだけれどね。

でもはじめはなんといっても大事なのは人とのコミュニケーションがはかれるかどうかがポイントだから、まずはなんでも話すことが大事!

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お家で初めての食事

二人きりになって、クリーニングも入って、やっと人が住めるようになったこのお家での初めての食事でーす。

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今この家では、キッチンを使いたくないので家で食べる食事はこんなもんです・・・でもやっぱりお家で食べるのはいいね、ゆっくり落ち着けるから。

しかもルッコラがうまい!本場だね~。

こんな些細なことでも感激してしまう今日この頃です。。。

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惨憺たる部屋・・・

メストレからパドヴァまではタクシーで1時間たらず、約77ユーロ。

大きな荷物があっては電車での移動は無理なのでこれくらいの出費は仕方がない。懐は少し痛いけど・・・

高速を降りるとパドヴァの街が見えてきた。想像以上に都会で驚いた。メストレが小さい街だっただけに近代的なビルを目にしたとき、驚くとともに少しがっかりした。もっと田舎をイメージしていたので。。。でも、街の中心に行くと近代的なビルは少なく、歴史あるヨーロッパの街並みがぞくぞくと顔を出してきた。

「おーぉ、ヨーロッパだわ。そうそう、これこれ♪」

こんな風に感じられるのもこの時まで。まだまだ余裕のワタシ。。。

学校は町の中心に位置しておりとても便がよさそうだ。タクシーから大量の荷物を降ろし運転手にお金を払って学校の前で待つことにした。

「クリスティーナに電話をしよう」

PILAOは何度となく公衆電話で彼女に電話する。が、なかなか出てくれない。

この日のパドヴァの天気は超快晴。午後3時頃の空気は炎天下で淀んでおり、とてもじゃないけど日になんか当たってられない。歩道は回廊になっていて屋根があるためその下に身をひそめる。待つこと1時間。息苦しさを感じながらだんだんイラついてきた。

もう体力の限界・・・と思ったとき、後ろから

ciao~~~~ごめんなさい、大変待たせてしまって。ちょっといろいろと大変で電話にも出られなかったわ。今から2つほど仕事をこなしてからまた来るからもうちょっと待っててね。ブラブラブラ・・・・」

登場そうそうクリスティーナはまくし立てると、2階にある学校の事務所へと消えていった。

なんだかなー。もうなんだかおかしくなっちゃってウクレレでも弾くか!と持ってきたウクレレを弾いていたら

「イタリアではこのボックスを出してお金もらうのよ~やってみたら★」

なんて平気な顔してクリスティーナは言う。あのー、今まで散々待たされてたんですけど・・・

「あのね、アパートのことなんだけど、あなたたちのアパートにはポーランド人とトルコ人がいてね、トルコ人は違うアパートに今晩移る予定だから、そこへあなたたちが入れ替わりに入ることができるの。で、ポーランド人は明日までだから、そうしたらすべてOKでしょ?

これから私の車でアパートまで行きましょう。その前にお互い連絡しやすいように携帯があったほうがいいからsimカードを買いに行きましょう。ブラブラブラ・・・・。カプチーノ飲みたい?飲みたいわよね、今から持ってくるから、飲んでリラックスしましょう♪」

えっ?アパートってシェアルームなの?ワタシはシェアがいやだったからアパート探しをお願いしたのに。。。しかもトルコ人が他のところに移る?ポーランド人がいる?なんだそりゃ。話がぜんぜんが違うじゃない。しかもカプチーノでだまされちゃったよ。

こんなカプチーノだけで買収されちゃうの、ワタシ?

ワタシは今まで何のためにメールのやり取りをしたのか・・・なんか全部おじゃん。。。関係ないのね、今までのやりとりは。全部その場の成り行きなのね~。

そして待つことさらに20分。ようやく彼女が学校から出てきた。そして今度はPILAOと携帯電話屋へ行くことになったので、ワタシは荷物の見張り番。空気の悪いところで、しかも炎天下で2時間も待たされて、いい加減気分が悪くなった。もうフラフラ。。。

彼女たちが携帯屋から戻ってきたときに「もう気分が悪くて。。。」と訴えると、「空気が悪いからね、さっ、じゃ、早く行きましょう、いまから車を取りに行ってくるから。」

車っていっても普通の乗用車でこれらの大量荷物が入るんだろうか。とても不安。また何往復かしないといけないのかな~。

その不安をよそに、荷物は意外とすべて乗用車に入ってしまった。まぁ、人間(ワタシとPILAO)はかなり窮屈だったけどね。。

アパートは郊外のとても閑静な場所にあった。緑が豊富で、騒音もしない、とてもいい環境。

「ここか、うん、なかなかいいんじゃない」

部屋は3階。ヨーロッパは1階が0階とカウントするので表示でいうと2階になる。

荷物とともに部屋に入ると、中には外人の女の子が3人リビングで宿題をやっていた。あれ、ポーランド人とトルコ人の2人じゃないの?ここに3人いるってことは本当は4人ここに住んでるってこと?もー、ワケわかんない。なんでも疑ってしまう。

「広くてすばらしいアパートでしょ。また今夜トルコ人の引っ越しの件で9時にくるから、またその時ね。」

彼女はそう言うとそそくさと姿を消していった。

聞くところによると、3人の外国人の女の子はポーランド人のお友達で、宿題を一緒にやっているだけだという。ドイツ人とスイス人。ポーランドの子はドイツ語ができるようなのでみんなでドイツ語で話していた。

少しみんなでおしゃべりをした後、宿題の邪魔をしちゃいけないと思い(ま、彼女たちはワインを飲みながら宿題をし始めたんだけどね)キッチンへ入ったんだけど・・・

な、な、なんですか!!この汚さは!!!えっ、ここってゴミ溜めですか?うわっ、得体の知れない汁にアリンコが群がってるし。。。えっ、この食糧はどなたのですか?とても明日ここを引き上げる状態にあるとは思えないほど、たくさんの食糧がキッチンにはあったのだ。

Cucina4_2

Cucina 

冷蔵庫をためしに開けてみると、そこには惨憺たる光景が・・・

いつのだかわからないスープがフライパンの中に剥き出しに入ってるし、いつのだかわか

らないレタス、牛乳etc・・・もう信じられない光景が目の中に一気に飛び込んできた。

Frigo

きっと、以前に住んでいた学生が次々に残していったものなのだろう。それを誰も掃除しないからどんどん物が増えていったのだろう。

もう、一気にワタシのやる気が失せた。

イタリアでの素晴らしい生活のイメージが音をなして崩れていった。聞いたよワタシは、その一気に崩れていく音を。。。

ためしに次はトイレに行ってみる。そこも惨憺たる状態だった。誰のか分からないシャンプーがたくさんあるし。。。

えーっと、ここには2人しか住んでおられないんですよね?

Bagno

Bagno2 

トイレットペーパーの芯は3つもそこらへんに転がってるし。悲鳴をあげたくなった。

もう、ホント嫌になる。外人の、しかもティーンエイジャーの子は、ホント汚い。本当にあなたがた女子なの?これでよくも生活できるわよね。。。神経を疑いたくなるわ。

ワタシたち二人は決心した。

早く家を探そう・・・

翌日から早速アパート探しを始めた。

でもやっぱり高いなーイタリアの物価。パドヴァというこんな田舎な街でさえ、中心部の家賃は50m213万円くらいする。ま、家具つきのアパートになるけど、13万っていったらワタシが東京で住んでいたマンションとかわらない。こんなんじゃすぐに破産しちゃうよ。郊外の不動産屋ではまだ探していないのでなんとも言えないけど、中心部分にはとてもじゃないけど住めないわ。

ま、今のこのゴミ溜めマンションもきれいにすれば住めなくもないんだけど(9/1月曜にクリーニングが入りました)、ちょっと2人には大きすぎるし、突然他の新人学生が入居してくるという可能性も無きにしも非ずだから、ここはちょっと危険。

環境はいいんだけどね~。そう、環境は申し分ないの。緑に囲まれてるし、静かだし。トイレからの景色は相当いいよ。朝一トイレから眺める景色は最高。涼しい爽やかな風が吹き込んでくるしね。東京にはこんな場所はありませんから。

Giardino

さー、月曜から家探しに励まないと。いいところが見つかるといいな。

そうそう、今は2人だけの生活になったんだけど、もちろん、彼女たちはゴミはそのままきれいに残して行ったわ。信じられません。。。(8/31記)

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更新ができない・・・

毎日ブログを更新したいのだけれど、現在電波をご近所のどなた様から拝借している身。。。彼がフリー接続しない限りネットが見れない状況なのです。。。

だいたい平日の22:00あたりから機能しだすんだけど、確実じゃないんだよね~。残念だけど、家が見つかるまでネットもつなげられないし今は忍耐忍耐。

でもワタシとPILAOは元気でやっておりますので、ご心配なく~~coldsweats01

毎日の栄養は、レストランかバルで摂っていますが、毎日ピザやスパゲッティだと不健康だし、第一不経済。とっても高いの~・・・いまのアパートのキッチンには鍋だのフライパンだのがないから(あっても汚いから使いたくない・・・)料理できない。家で食べる場合はパンやバナナくらい。だから毎食「rich or poor」の生活。。。

フー痩せるゼイ。8月の引っ越し作業を含めて、ここんとこ自分自身でも「おっ、腹がへっ込んできたな」と感じていますcatface

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イタリア・・・

朝、寝ざめとともに窓を開けるとヨーロッパ特有の乾いた爽やかな風と独特の車の排気の臭いが部屋に吹き込んできた。

イタリア・・・ついに来たんだ。来てしまったんだ。

これから始まるイタリアでの生活にもう不安はない。来てしまったんだからやるしかない。ここで生活していかなければならないんだから。

朝食を済ませたあと、あの荷物の山をフロントに預け外出した。まず、私たちの無事を按じているであろう親のところへ電話をした。やっぱり肉親の声を聞くと胸の奥がキュンとして鼻がツーンとしてくる。こんなところで泣いてはいられない。ぐっとガマンして無事の到着を知らせた。電話してから気分が少し落ち着いた。少しでも早く無事を知らせたいという気持ちがあったので、まずは一仕事を終えた感が自分の中にあったのだろう。

イタリア・・・さぁ始まるぞ、私たちの生活が!

次は学校に電話だ。PILAOがパドヴァに電話をしてくれることになった。

これまで学校とのやりとりはメールで完璧だった。相手(クリスティーナ)の対応もイタリア人らしからぬ早さで返答がきたし、あえて言うならアパートのことで少し時間を要したくらいだ。

ま、そのアパートの件は今回私たちが一番心配していたことなので、返信が2週間なかった時など少し心配したけど結局住まいの住所もくれたし大丈夫だろうと思っていた。

PILAO「ハイ、クリスティーナ、イタリアにつきましたよ。いまメストレにいるんだ。」

クリスティーナ「実は滞在予定の家がまだ使える状態にないの。でも問題ないわ、これからアレンジして使えるようにするから待ってて。」

P「・・・・。どうすればいいのでしょうか、私たちは。」

1時ころまた連絡してちょうだい。ちょっとしたアレンジが必要なだけだから心配しないで。学校の前で待ち合わせしましょう。だからまた2時に電話ちょうだいね。チャオーまたあとでねチャオー・・・・」

PILAOは公衆電話の受話器をそっと置き、振り向きざまにこの事態を私に教えてくれた。

そばで聞きながら「なに?!」って思ったけど、ここは平常心、平常心。でたでた、ほーら来たよ、いい加減な対応が!

こんなことで驚いてちゃいけないよ。ワタシだってヨーロッパ居住経験者。こんなことがあっても驚きません。こちらはこういう時のために、きちんとメールでやりとりをして証拠を残してあるんだから。何かあったらそれを見せて文句をいうことだってできる。

そうは言ってもね~。。。私はなんのためにフライトスケジュールを彼女に渡したのでしょうか・・・

彼女はそれを受けて、『到着後メストレに一泊するなんて残念だわ。メストレからパドヴァまでは電車で40分ほどなのに。。。』なーんて書いてよこしたのよ。その時は、「だって夜中着なんだからパドヴァに行ったってアパートの鍵もらえないでしょ?」って軽くせせら笑っていたけど、よく言うよ、そもそも住まいがまだ準備されてないじゃない。

しかも、彼女は初め1時に電話ちょうだいって言っておいて、次の瞬間は2時にちょうだいになってるし。

イタリア・・・

困っていても埒があかないのでワタシたちはメストレの街を探索することにした。ヴェネチアの近くの街メストレは静かで落ち着いたところ。規模はそんなに大きくない。

そこで軽くランチをし、ショッピングモールをぶらぶらと歩くと、時すでに13:30。そろそろ電話してみようかということで1回電話してみた。

zzzzzzzzz

つながらない。

14:00、もう一度電話してみる。

zzzzzzzzz

同じくつながらない。

どうやら電話に出る気が全くないようだ。そうならそうと1時だの2時だのに電話くれなんて言わなくていいよ。。。やるせなさを感じつつ、ワタシたちはタクシーを捕まえてパドヴァの学校まで行ってしまうことにした。

イタリア・・・あぁイタリア・・・

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パドヴァに到着

826日に出国してイタリアはヴェネチア・マルコポーロ空港に到着したのは現地時間で22:00

いや~大変だったよ今回のフライトは!なんせ機内持ち込み荷物が7つもあったんだから。

ボストンバッグ2、バッグ1、リュック1、ガーメントケース1、PC、ウクレレ。その他スーツケース3、段ボール1はチェックイン時に預けた。やりすぎかな~と思ったんだけど、船便で送った荷物が届くまでの当面の衣類などを持っていくにはこれくらいのボリュームが必要だった。なんせ2人分だからね、しゃーないでしょ。

成田でのチェックイン時にはその荷物の山を見せていなかったのでセーフ。

ただ次のミュンヘンでのトランジットの時、大きいボストンバッグ2つの機内持ち込みは無理と言われてしまったので、係りの人に預けてもいいかと聞くとOK。機内に乗り込む前に近くにいる人に預けてくださいとのことだったので、近くにいた女性に声をかけると「今から乗せるの?」という感じで驚かれたけど幸い大丈夫だった。ラッキー!こうすれば多く持って行っても空港で余分なお金をとられずにすむんだよね。

こんな大量の荷物は本来なら持っていくのは不可能。

そもそもたった2人で全部運ぶことすらできない。これができたのは家族の協力があったから。ワタシたち夫婦の2家族が協力して車を2台出してくれたからこんな大量な荷物をイタリアへ持っていくことができたんだ。

ほんと、感謝している。朝早いのにみんなありがとうね。そして、忙しい中見送りにきてくれたワタシの友よ、本当にありがとう・・・・

家族や友人たちとしばらく会えないのは本当に心底苦しいよ。でもガンバルよ。くじけそうなときは相談に乗ってね~。

今回はヴェネチア到着が遅くなるのは分かっていたので、予め空港近くの街メストレにあるホテルを予約していた。空港からタクシーでホテルまで移動。あの大量の荷物とともに・・・

メストレという街は空港からたいした距離もしないはずなのにタクシー料金は35ユーロ、約6000円。

うひゃ~高い!なんだ?ぼったくられたか・・・?ほんと高いよ、イタリアの物価は・・・みんなよく暮らしていけるよな~感心しちゃうよ。

外国人から見た日本人は「お金を持ってる」という印象なのだろうが、もはやその時代は終わった。もう日本人『ヒーヒーの巻』だよ。1.5ユーロのカフェを飲むのも躊躇しちゃうくらい。ユーロ高すぎる!

半ばぼったくられた感を抱きつつ、疲れた体を早くベッドに沈ませたいという逸る気持ちとともにフラフラになりながらチェックインをした。

ま、今日はここまで。こうしてワタシたち夫婦のイタリア移住生活が始まることになるんだけど、

ここまではいわゆる『順調な旅』だったんだ。でも、でも次の日が最悪だったな~。「やっぱりイタリア人!」って感じの先制パンチをくらうことに・・・

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