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あわや捨て犬?! に遭遇

シュラスコをたらふく食べて大満足だったワタシたち二人は、エネルギー消費のために帰りぐらいは歩こうと、多少の罪滅ぼし気分で家までの2駅分を歩いて帰った。

もう気分は最高だった。美味しいものをお腹いっぱい食べられて、意気揚々に帰っていたのだけれど、ふと前方をみやると、真っ黒いラブラドールがリードに繋がれて歩道に伏せているではないか。

普通、お店の前などでつながれているワンちゃんを見かけても、「ご主人様をお待ちなのね」と思いさほど気にならないのだけれど、そこはお店など何もないただの真っ暗な道。あきらかにおかしい。

「あれ~、どうしたのこんなところで?」

と話しかけると、その黒ラブは尻尾を振りながら立ち上がり

「クーン、クククーン」

と力無げに悲しい声をあげたのだ。

「おいおい、どうしたの、ご主人はどこかい?」

黒ラブはブンブン尻尾を振って前足を差し出すのだった。

「クーン、クククーン」

これはおかしいぞ、とワタシたちは直感で思った。こんなに悲しい声を出すのはただごとじゃない、きっと長い時間放置されているに違いない!そう思ったのだ。

見るとその黒ラブの右足には傷があり、目からは少量の目ヤニと体臭を放っていた。今日は朝から雨だった。もしや、朝から、いや、昨日からずっとここに放置されていたのではないか!!!

そう思うと、かわいそうでかわいそうでその場からなかなか立ち去れなかった。リードもなんだか古びており、一見とてもじゃないけど幸せな犬とは思えなかった。

「どうしようか、このままじゃかわいそうだよ」

ワタシたちはどうしてもそこから離れられない。もしワタシたちが去ってしまったら、またこの子は独りぼっちになってしまう。やっと現れた救世主かもしれないのに・・・

でもね、ごめんね、ワタシたちのお家にはあなたを飼えるスペースがないの。挙句にワタシたちのマンションは動物禁止なんだ。。。

どうすることもできないワタシたちは、いったん家に帰って少ししたらまたここに見に来ようということにした。もしかしたら飼い主が戻ってきていなくなってるかもしれないし。。。

そう思い立ち上がると、黒ラブは更に悲しい声をあげたのだった。

ごめんね、また来るからね。後ろ髪を引かれる思いでワタシたちは思い切って歩き出した。振り返ると、すぐさま道路に伏せてしまっていた。

ものすごく暗い気持ちで歩きながら何がベストなのか考えた。

1. 警察に連れて行く
これは、即効保健所行きになってしまうからダメ。そんな死への階段へ手を下せない。

2. どこかの保護施設に連絡する
どこに連絡したらよいのかわからない。連絡したところですぐに引き取ってくれるかわからない。

3. うちで預かる

うちで預かる、とか・・・』。PILAOがそう言った。それを聞いたとき、一瞬ワタシはできない!と思ってしまったのだ。
ワタシは大の犬好き。昔から犬は大好きだ。今は飼いたいけど、飼えない。
現実的に考えたら、あの大きな犬をマンションに連れてくるのは無理。しかも家は2F。階段であがって、小さな玄関から入らせて、いったいどこでお泊りさせるのか。。。しかもすごい体臭。一時の優しさは、いったいどこまで維持できるか。そこまで責任が持てるのか。。いろいろ考えを巡らせているとPILAOは、
「まずお風呂でヤツを洗って、風呂場で一晩待たせておく」
と続けたのだ。ワタシは、PILAOのやさしさに胸を打たれつつ、自分の現実的思考に嫌気が差した。するとワタシの現実思考は続く
「風呂場・・・か・・・すごいことになりそうだな・・・」

そんな現実的なことを考えてしまうワタシ自身に嫌気が差しつつも、やはりそれは無理だと感じた。PILAOも言ってはみたものの無理と思ったのか

「とりあえず、もう一度来て見よう。お腹空かせてるといけないから、パンと牛乳を持って!俺たちにできることはそれくらいだよ」

ワタシたちは家に着いて「迷子犬掲示板」なるものを検索してみた。すると東京だけでもかなりの数の迷子犬・猫の情報があるではないか。これに投稿してみようか、と思ってはみたものの、写真もないしあまり得策ではないと感じやめた。

そして犬と分かれてから2時間ほど経って、車で様子を見に行くことにした。牛乳とパン用のお皿を持って。

「確かこの辺だよ・・・、車降りて見てくる」

そう言ってワタシは、居なくなっていることを祈りつつ車を降りた。

「どうか、いないでおくれ・・・」

すると、

黒ラブはもういなかった!一応近くを探してみても黒ラブの姿は見当たらなかった。

よかった~。飼い主が戻ってきたんだよ。本当によかった。えっ本当に?

「ねーねー、飼い主が戻ってきたんだよね?」

とPILAOに聞くと、

「そうだよ、そうに決まってる。そうだと思おうよ!」

そう言われたのでなんだかホッとした。よかった来てみて。きっと飼い主の方はお店じゃなくて『どこか』に用事があって、しばらく離れてただけなんだね。

ハラハラしたけど、結果的にはよかった。

そんなこんなで、この日一日はシュラスコ食べてウキウキだったり、黒ラブで凹んだりで大変な一日だったよ。

でも、捨て犬にされている犬は今この瞬間もいるんだと思うとやりきれない。人間のエゴの何者でもない。いったい人間はどこまで腐ってしまうのか。動物たちを物扱いする身勝手な人間の存在が一人でもこの世から無くなることを祈るばかりである。

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コメント

黒ラブ君の幸せを祈りますclover

投稿: ちょんぴらお | 2008年6月 5日 (木) 15時03分

本当だね。

投稿: ちぇりまま | 2008年6月 6日 (金) 03時57分

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